どうも!熊猫爺です。
国分町に通う諸先輩方から「あの店いいよ」とオススメされていたお店。
それは国分町にある居酒屋の「阿古(あこ)」さん。
何度か覗いてみたのですが、お薦めされるだけあって人気らしく、いつも満席で入れなかったのですよ。
そんな気になっていた居酒屋さんなのですが、「行ってみたいなぁ」と女の子に言われましたので「これは!」と思い予約をして呑みに行く事にしました。
国分町「阿古-あこ」
地下鉄南北線の勾当台公園駅下車、仙台の中心商店街一番町四丁目商店街にある七十七銀行一番町支店の脇を国分町方向へ進みます。
国分町通りの一本手前の稲荷小路にお目当ての居酒屋はあります。
▼国分町2-11-11「阿古」
紺色に白文字で大きく「阿古」と染め抜いた日よけ暖簾が看板替わりに目に入ります。
年季の入った引き戸を開けて店内に入ると厨房を囲むようにコの字カウンターが目に入ります。
外から見ると広そうなのですが中に入ると意外とこじんまりとしたお店です。
コの字カウンターオンリーのお店なので人数が多い場合は注意が必要ですね。
お客さんが多かったので写真は撮る事は出来ませんでしたが、壁にお品書きが貼られた店内には酒瓶や民芸品が飾られ昔ながらの居酒屋という雑然とした雰囲気を醸し出してくれています。
予約時に「19:30以降なら空いております」との事でしたので恐らく2回転めの客な僕らはカウンターの角を占領させていただきました。
お客様も常連客が多いみたいで店主と楽しそうに話しています。
初めてのお客様でも明るく気配りのできる女将さんが接客してくれるので安心です。
阿古-のメニュー
飲み物の種類は多くありませんね。
日本酒は宮城の地酒と県外の有名酒があります。
焼酎は銘柄の記載がないし、サワーやカクテルもない。
でも、酒呑みにはこれで十分!むしろこの潔さが気持ちよく、普段飲まないウーロンハイやレモンハイ、ボトル焼酎にチャレンジしてみたくなる…!
お食事メニューは時価という標記もあり価格的には高いですが、親方が目利きして仕入れた地物の新鮮な肴や食材を熟練した技術で仕上げた料理なので価値的には安いのではないかと思われます。(この辺りは食べる人の価値観の違いになると思います)
焼物は炭火焼きしているんだね~!
本日のお目当ては、この時期限定(11〜3月頃)のせり鍋です。
このお店の「鳥せり鍋」か「真鴨せり鍋」か選べます。
味は好みなのですが私は断然「真鴨」を選びます。
多くのお店で「鴨」と言えば「合鴨」ですが「真鴨」を使っているあたりに親方の食材に対するこだわりを感じます。
そして〆も「卵雑炊」か「カレーうどん」か選べます。
残ったスープをカレーうどんに仕立てて食べられるのは、もう満腹感と満足感しかないですね。
- 「島寿司」という見慣れないお寿司
- 「手作り笹かばぼこ」手作りは珍しい
- 「牛すじ味噌煮込み」フランスパン付
- ラストは「真鴨せり鍋」カレーうどん〆
という構成で今回は行きます。
真鴨せり鍋と厳選の肴で日本酒
お酒1杯目。
メニューには十四代があったのですが、無くなってしまったという事で「而今」にしました。(とっくりで持って来られたので酒瓶の写真無)
お酒を頼むとお通しが出てきます。
あさつき酢味噌と竜田揚げか~!
立派な一品料理だね!
隣のお客様が「冩樂」のにごり酒をオーダーしていたのを耳に挟んでいたので、僕らもオーダーしたら売り切れとの事。
女将さんから「飛露喜」のにごりならありますよ。という事で飛露喜をオーダー。
実は隠し酒が豊富なのかもしれません。
お料理は、まず始めに「牛すじ味噌煮込み」が到着!
甘めな味付けで、まるでビーフシチューのような濃厚な旨味とコクがあり、このスープで呑める勢いです。
フランスパンが付いているのでパンに汁を付けて綺麗にいただきました。
続いて「島寿司」
親方の知り合いがいる八丈島の名物で新鮮な魚を醤油ベースのタレに漬けてヅケにして握ったお寿司です。
初めて食べましたが、美味しい!
一度食べる価値はあると思います。
そうこうしているうちに目の前で焼いていた焼き物が出来上がってきました。
「手作り笹かばぼこ」
市販品より丸い形の仕上がりで厚みがありますので出来立てにかぶりつくのは注意しましょう。
焼き立たての笹かまはアツアツで美味しいですね。
さて、そろそろ真打登場と行きますか。
女将さんに「そろそろ鍋をお願いします」とお願いすると、セッティングが始まります。
スープの入った土鍋をセットして女将さんが鴨肉とネギを投入して蓋を閉めてくれます。
「沸騰して湯気がでてきたらせりを入れて食べてください」とのこと。
ちなみに「鴨肉」は少量です。
真鴨は鶏の中でも高級食材だもんな~
あまりに少ないからか?砂肝とレバーが入っているのは逆にお得かもwww
鴨のレバーと砂肝は初めて見た!
珍しいね~!
でも一般的な鍋の肉の量からすると少ないと思います。
何故ならせりが主役だからです。
確かに!!鴨せり鍋だもんね!
ディスってるのか!??投稿していいヤツなのか??と考えて全力でフォローしちゃったじゃん!!
逆にせりの量は他店よりも多いくらいです。
一転して褒めてるし!!!
湯気が立って来たのでせりを投入して、小分けにしていただきます。
仙台せり鍋は根っこの部分も食べます。
すっかり冬の仙台の風物詩になりましたね。
さあ、具材が寂しくなる程度に食べ進めたら
「〆お願いします」と女将さんに声を掛け、土鍋を厨房に預けます。
しばらくすると、カレーの良い香りを振りまきながら土鍋が再降臨します。
中のうどんは稲庭でツルツルしてのど越し良く味が染みて美味しい。
そして鴨の出汁とカレーのマッチングが素晴らしい!
これは汁だけでで呑める味、先程オーダーしていた「福小町」と一緒に呑みます。
この日は雪が積もる寒い日でしたが、身体も心も温かくなるお料理でした。
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国分町の懐石料理/和食居酒屋「阿古-あこ」
店名 | 阿古 |
営業時間 | 月曜日 18:00~22:00 火~土 17:30~22:00 |
定休日 | 日曜日・祝日 |
公式サイト | https://t691501.gorp.jp/ |
SNS | |
住所 | 仙台市青葉区国分町2-11-11 |
電話 | 022-223-0341 |
その他 | 禁煙 カード可(JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 ※QRコード決済不可 |