上杉 蕎麦屋で日本酒【がじゅまる】の2000円晩酌セット!

仙台 ぶり子

秋田出身・仙台在住。
白子やあん肝、お刺身とお寿司が好きな日本酒オタクです。レマコムの温度設定を間違えて140合も凍らせたことがあります。凍っても酒は旨いままでした。Twitterフォローしてね。

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お手頃価格の晩酌セットと、素敵なラインナップの日本酒が魅力です。

〆にお蕎麦屋さんの美味しいお蕎麦まで食べて2000円。お腹いっぱいで美味しいお酒がたっぷりと呑めるお店です。


手打ち蕎麦と酒と肴の店 がじゅまる

11:30~14:00/17:00~21:30
定休日 土曜日・日曜日・祝日


宮城県仙台市青葉区上杉1-8-37
022-211-6911

手打ちそばと酒と肴の店 がじゅまる

17時丁度に入店します。

店主とおかーさんの飾らない人柄が好きです。
おかーさんはお茶目で話し上手、店主は落ち着いていて自分のペースを崩しません。

店内にはカウンターとテーブル席。今回はカウンターに座ります。

お通し3品、焼き物2串、ざる蕎麦、飲み物が2杯ついて2000円の晩酌セットを注文。日本酒はものにより差額分を払うそうです。

飲み物は、ここに来たときは濃厚な日本酒を選ぶことが多いです。
この日も、濃厚な甘みと旨みに、酸が特徴的な人気酒『姿』の『初すがた』を一杯目にいただきます。

一合以上あります。

日本酒好きも満足できるラインアップだと思います。
店主は店に出す日本酒の味見をされているので、一緒に日本酒の話をすることもできます。

日本酒メニューには日本酒度、酸度、アルコール度数などの記載があるので、そのときの気分に合わせたり「これが+6の辛口か~!」とか「これがこの中で一番酸が高くて、こっちが一番酸の低いお酒か~!」飲み比べをするのも楽しそうです。

わたしが座った席の目の前には、手作りの果実酒が並べられています。
次に来たら呑んでみたいとは思うのですが、いつも日本酒を呑んで満足してしまいます。

お通しは3品。

里芋を煮て、ひき肉の餡をかけたもの。
味付けがちょうど良く、ホクホクとしていて美味しいです。

黒豆は、お正月のなごりのようで良いですね。おかーさんが煮含めたもので、甘さ控えめで上品な味が日本酒にも合います。

それから厚揚げ。

お酒を呑み、会話も落ち着いたところで振る舞い酒をいただきました。

山形県長井市にある『鈴木酒造店 長井蔵』が醸した『一生幸福 本醸造』です。

鈴木酒造店 長井蔵は『磐城壽』という銘柄でも有名です。

『鈴木酒造店 長井蔵』の蔵はもともとは福島の浪江にあったのですが、東日本大震災による津波で全建屋を流失しました。原発事故により、一時警戒区域に指定されているため休業中です。

しかし、流されたと思われた浪江の酒蔵に住み着いていた酵母が、福島県試験場に保存されていたことが大きなきっかけとなり現在の長井蔵で酒造りを再開されたようです。

金箔が入っています。

一生幸福。良い銘柄です。
本醸造ですが、ふんわりと良い香りがします。円やかで柔らかく、呑みやすいです。


ここで「レバーは食べられますか」と聞かれたので「大好きです」と告白します。

焼き物は、つくねと白レバー串です。


2杯目の日本酒を何にしようか店主に相談します。
すると、熊のような風貌の店主(失礼)が

「サッパリしていいですよ。さばでしゅ」

と言うではありませんか。

「さばでしゅ」

噛んだのか、それとも受け狙いなのか、はたまた赤ちゃん言葉で可愛く言ってみたくなったのか。
わたしは何か、彼の中の押してはならないスイッチを押してしまったのではないか。と、身構えます。

サバデシュという銘柄を見て安心しました。

落ち着いた香りで、フルーツの香りなどの吟醸香は感じません。

呑んでみると、すっきりサッパリとしていて、最後に旨味のある酸が舌に残ります。
この旨味のある酸と脂の乗ったサバを合わせるのだなと考えます。

ただ常温になってくるほどに雑味が口に残ります。含み香も良いとは言えません。

原材料名:米・米麹・醸造アルコール

この香りでこのスペックであれば本醸造だと思ったのですが、味をみてみると本醸造とも思えません。本醸造にしてはトゲがあり円やかさに欠けます。

調べてみると、数種類の純米酒や本醸造などをサバに合うようにブレンドしていました。
道理で、特定名称酒の記載がないわけです。

せっかくなので、焼き塩サバを注文しました。


焼き塩さばでしゅ。


可愛い?ねえねえ可愛い?ぶり子可愛い?


がじゅまるの焼き塩サバは脂がのっていて、塩が強めです。
いつの時代に誰がどのような目的で焼き魚に大根おろしを添え始めたのかはわかりませんが、その存在意義を改めて思い知りました。



しっかりと手入れされた焼き塩サバには、骨一本ないでしゅ。


特別サバに合うとは思いませんでした。焼き塩サバよりは、脂がのった〆サバの方が合いそうです。

と言うよりも、宮城には魚に合う日本酒があるではないですか。日高見とか。

お蕎麦の前に、ながかぶの甘酢漬けとニンジンシリシリが並びます。

ながかぶの甘酢漬けは、山形で親しまれている赤かぶの甘酢漬けと比べるとかたく、味が染みにくいようです。赤かぶのほうがジューシーで、ながかぶは大根に似たさっぱり感があります。

ニンジンシリシリは、千切りにした人参にシーチキンと卵を加えて作られていて、食感が良く、人参の甘味がよく出ています。火の入り具合が絶妙で美味しいです。

お腹がすいたので早めにお蕎麦を出していただきました。

食べるペースに合わせてお料理を出してくださるので、温かいものを温かく、冷たいものは冷たく、蕎麦は茹でたてをいただくことができます。

店主が打つ二八蕎麦は、 蕎麦打ちの修行をした山形の大石田町次年子の水とそば粉で作られています。和らぎ水としてお蕎麦の仕込み水をいただきましたが、柔らかく雑味を感じない軟水です。

少し太めのお蕎麦はムッチムッチでゴワゴワとした食感。
つゆは蕎麦打ちの修行をする前から決めていたそうで、出汁がしっかりときいていますが臭みやえぐみの無い上品なつゆです。

最後はトロトロの蕎麦湯をつゆの中に入れて飲み干します。


今回は晩酌セット2000円に日本酒の差額分と焼き塩サバの料金を合わせて2800円の支払いでした。

やっす!!


がじゅまるは昼の営業もしているので、夜はもちろん、ランチにもオススメです。

わたしは、お昼はお蕎麦のほかに日替わりの味付きご飯も注文して、冬は山形芋煮の汁にお蕎麦をつけていただいています。


うーん、また食べたくなってきました。

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手打ち蕎麦と酒と肴の店 がじゅまる

11:30~14:00/17:00~21:30
定休日 土曜日・日曜日・祝日


宮城県仙台市青葉区上杉1-8-37
022-211-6911

お酒は20歳になってから。のんべーほど、酒量はほどほどに。