開放的な露天風呂は健在。内風呂はキレイにリニューアルされていて、お子様や女性も入りやすくなりました♪
泥湯温泉 奥山旅館
日帰り入浴
内風呂・混浴露天風呂・大露天風呂
10:00~15:00 大人700円 子供300円
大露天風呂
15:00~17:00 大人300円 子供300円
タオル無し
秋田県湯沢市高松泥湯沢25
0183-79-3021
目的地は湯沢市にある長寿軒というラーメン店です。
しかし、仙台からは高速道路を利用しても3時間程かかります。せっかくなら観光してやろうということで、少し遠回りをして川原毛地獄を眺めながら、お気に入りの温泉に寄ることにしました。
泥湯温泉 奥山旅館
日本秘湯を守る会の会員宿である奥山旅館は、部屋数9室の小さな宿です。2019年4月15日にリニューアルオープンしました。今回は、日帰りでの利用です。
日帰り入浴の時間変更・休みが時々あります。この日は電話確認で、「日帰り入浴は9時から17時まで。15時までは2種類の温泉が使えます」と返事をいただきました。「混んでいますか?」と確認すると、「今日は午後から混んでくると思いますが、今は空いています。午前は空いています」というので、ラーメンを食べるよりも先に温泉へ向かいました。
長寿軒のラーメンはしょっぱいので、汗をかいてから食べた方が美味しいだろうという考えからです。
電話対応は丁寧で、とても印象が良かったです。
入浴券販売所は旅館の近くにあります。旅館も湯小屋も黒く塗られていて、簡易な建物は他になく目立つので、すぐにわかります。
販売所の前には、沢の水でキンキンに冷えた飲み物と温泉卵、ベンチがあります。
350ml缶のビールが350円、温泉卵がひとつ50円。ジュースはいくらだったか覚えていません。
ベンチには温泉卵の殻を入れるためのバケツと、塩が置かれています。
わたしは風呂上りにはここで、ビールを呑みながら温泉卵を食べることにしました。
立ち寄り入浴は10:00~15:00まで内湯・混浴露店風呂・大露天風呂の利用が可能で700円。
15:00~17:00までは露天風呂のみで300円。
お子様はどちらも300円で利用可能です。
中で入浴券を購入して、湯小屋へ向かいます。
内湯・混浴露店には先客がいたので、露天風呂へ見に行ってみました。
湯小屋の入り口で、温泉卵をつくっています。この湯小屋からはよくある硫黄臭、硫化水素の玉子のような香りの他に、焦げ臭も感じられます。このストーブの匂いでしょうか。
こちらは貸し切り状態です。
透け感の無い灰色に白濁した単純泉で、温度は高め。強く白濁していますが、温泉1㎏の中に硫黄が2㎎以上含有していないと硫黄泉としては名乗れないということから、単純泉なのでしょうか。こんな単純泉もあるのだな~と驚きました。
ピリピリ感がありとても浴感の強い湯ですが、酸性からか、泥からか、サッパリサラサラとしていてしつこくありません。
広く、湯量も豊富でとても良い湯です。 10人程入浴していても狭く感じないでしょう。
底は珍しい砂利敷きで、 これも気持ちが良いです。
こんなに良い湯を貸し切りできるなんて、最高だ。早く来て良かった。泥湯来て良かった。流石わたし。栗駒山荘とか須川高原温泉に行っても日帰り入浴で貸し切りなんてありえないもんね。
などと考えながら、思わず、「良い湯だなぁ」と言ってしまいます。
温度が高いせいか長湯は出来ませんが満足です。湯上りはサッパリとしていますが、汗だけがポタポタと落ちてきます。べたつかないのに汗をかくなんて最高です。あぁ、爽やか。
この調子で内湯・混浴露天へ向かいます。
この湯小屋の温泉は、成分が2種類あります。
中へ入ると以前の脱衣所からは想像できない、設備の良い綺麗な脱衣所です。
鏡付きの洗面所にはドライヤーが置かれていて、 広い鍵付きのロッカーとトイレもあります。
こちらも先客が居なかったので、先に写真撮影を済ませてから、貸し切り状態で入浴します。
内湯はにごりの少ない透明感ある硫黄泉です。こちらも湯量豊富なかけ流しで、どんどんお湯が溢れていきます。ここまでザバザバとお湯が溢れていく温泉も珍しいです。
先ほどの大露天風呂の湯と比べるとさっぱりとしているように感じます。鮮度が良く上品で贅沢な内湯です。味にほのかに酸味があり、肌触りは少しキシキシするように感じます。
温度は大露天風呂と比べて低めのようで、気持ちが良くていつまでも入っていられそうです。
あぁ・・・まくらまくら・・石だけど、良い感じ・・・
最高だな
以前はシャワーがなかったので期待していませんでしたが、リニューアル後は鏡・シャワーとカラン、2種類のシャンプー・コンディショナー・ボディソープがあります。
はちみつ入りのシャンプーなどを使用しましたが、なかなか良かったです。
女性専用の半露天です。こちらは内湯よりもにごりが強いですが、大露天よりはにごっていません。底は石で掃除がしやすそうで、清潔感のある岩風呂です。
成分表を確認したのは入浴後だったため、『内湯よりも色が濃いから大露天風呂のお湯と同じか。それにしても上品なにごりだし、ピリピリ感もないし、円やかな湯だな。浴槽が違うとこうも違うのか。また大露天風呂に戻りたいな』と思いながら入浴していました。
この、【泥湯 奥山旅館】には3種類の源泉が引かれています。
この扉の奥が混浴露天風呂です。
どのお湯も良く、先ほど入浴した混浴露天風呂と内湯は泉質が同じなので行かなくても良いかなと思ったのですが、出てから男風呂の方からは混浴は立ち入り禁止になっていたと聞いて、行けば良かったと後悔しました。
もしかしたら時間帯で女性専用になったり、男性専用になったりしているのかもしれません。次回伺った際には、入浴券購入時に聞いてみようと思います。
女性用の内湯の出入り口に湧水がザンザン出ていました。
温泉だけでなく湧水も豊富なようです。
他の入浴客の方が美味しいと言いながら飲んでいらっしゃいましたが、わたしは真っすぐビールを買いに向かいます。
入浴券を販売しているところで温泉卵とビールを購入します。
1個50円の温泉卵です。美味しそうなのと、昼からビールを購入して呑もうとするわたしを見てニコニコと楽しそうにするレジのおじさんに気を良くしたわたしは、6個入りのパックを購入しました。
向こう側には十割そばの旗が立つカフェもありますが、わたしはコーヒーよりも、ビールと温泉卵。そして、これからラーメンを食べる身です。
気になる方は食べログさんでご確認ください。ガッレットとかいうお洒落な食べ物があるようです。
食べログさん 蕎麦カフェ ゆの花
うめぇ。他の温泉卵よりうめぇ。温泉しみしみ。塩いらんな。
ビールのおかげなのか、気持ちの良い温泉のおかげなのか、気の良いおじさんのおかげなのか、休日を幸せな気持ちで過ごしているからなのか、温泉卵自体が本当に美味しいのか。
きっとどれもまとめて。今まで食べた温泉卵の中で、間違いなくいちばん美味しい温泉卵でした。
丁度出来立ての温泉卵をおじさんが持ってきたので、50円でもうひとつ、温かい温泉卵をいただきます。こちらもプリプリしていて美味しいです。
ビールを呑みながら、さっき半露天で思った『大露天風呂に戻りたいな』が消えません。
2個目の卵を食べ終えたわたしはビールを呑み干して、もういちど貸し切り状態の広々とした大露天風呂を満喫します。
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お酒は20歳になってから。のんべーほど、酒量はほどほどに。