昨日は西多賀旅館について書きましたが、今日は東多賀の湯について書きます。
この2軒の温泉宿、隣あっているというのに西多賀旅館は黄緑の湯、東多賀の湯は白濁湯と、色の違う硫黄泉を持つ宿なのです。
東多賀の湯
日帰り入浴
10:00~15:00
大人 500円 小人 300円
宮城県大崎市鳴子温泉字新屋敷160
0229-83-3133
公式ホームページ
宿泊記録はこちら
鳴子 東多賀の湯で自炊湯治
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知ったときからずっと、『必ずどちらも行くのだ』と決めていました。
泉質だけでなく、自炊湯治宿としてもとても魅力のある2軒。10年越しの、西多賀旅館へ行ってみたいという思いを果たした後で、東多賀の湯へのハシゴも考えていたのですが、西多賀旅館の香りまで濃厚なミルキーグリーンの湯に入浴した後は、心も体も満たされていました。
と、言うことで、西多賀旅館で入浴した後は熊が出ると話題のキャンプ場へ直行。翌日のお昼過ぎに、再度ここへやって参りました。
西多賀旅館の感想はこちらです。
東多賀の湯
この大きな看板の後ろが西多賀旅館です。
全く関係ありませんが、先ほど千極煮干で汁なしを食べながら瓶ビールを呑んで、自宅で黒ラベルを呑み始めたらお腹がいっぱいで幸せです。
入口には、大きな犬がいます。わたしは犬が怖いのですが、この犬は怖いと思いませんでした。老犬なのでしょう。おとなしく、のんびりとしています。
写真を撮ろうとしたら、顔を隠してしまいました。お辞儀をしたのかもしれません。
入口の立て看板の適応症には、何て書かれているのかよく見えませんが、アトピー性皮膚炎・婦人病・切り傷というのは確認できました。
東多賀の湯は、アトピー性皮膚炎に効くということで有名です。
どのような湯なのでしょうか。
中に入るとこちらも西多賀旅館と同じFREE Wi-Fiです。今時はどこの宿でもそうなのでしょうか。
おや、こちらにも俳句箱が。
しかし、人が見当たりません。どのように・・・・
通路側に入浴料投入箱がありました。
大人500円・子供250円。湯めぐりシール大人2枚・子供1枚。
低い位置に座っていて見えませんでしたが、女性が座っています。
気配はありませんが、窓を背にして座っていました。
入浴料投入箱の横にお土産品が販売されていました。ブルーベリーを購入していたことを、今まで忘れていました。鳴子ではブルーベリーがよく採れるそうです。
生のブルーベリーは初めて食べたのですが、ひとつづつ味が違って面白いです。
温泉たまごは、源泉温度の低い(分析時48.5℃、使用位置38.8℃)東多賀の湯では作っていないそうです。この辺りで買えるもので、自分が1番美味しいと思うものを置いていると女将さんらしき女性がおっしゃっていました。
お金を箱に入れて奥の浴室へ向かいます。
床が!ピッカピッカです!!
アトピー性皮膚炎の方はぜんそくも合併していることが多いですよね。
東多賀の湯は湯治場です。
ぜんそくなどで湯治に来ている子供もいます。
全館を禁煙にしています。ご協力をお願いします。
喫煙は玄関外に灰皿を用意しております。
と、トイレのドアに貼り紙がありました。清潔な館内を保たれているので、その努力を無駄にしないためにも喫煙する場所は配慮をしたいですね。
奥の扉を開けると、男女別に暖簾が掛けられた浴室がありました。
脱衣所はシンプルにイス、鏡と石鹸付きの洗面所と、脱衣かご付きのロッカーのみです。
ここの蛇口は押している間しか出ません。前日に行った西多賀旅館の蛇口からは、錆びの匂いのついた水が出てきたので、ここはどうかと確認しようとしたのですが、うまく口に入れることが出来ません。
今気が付きましたが、右手で押したまま左手で水を汲めば良かったのです。
そうしたとしても、手を洗う時は片手ずつです・・・
水は、錆などなく問題なく使用できました。
壁に注意書きがたくさん貼られていました。浴室の窓は閉めないようにと記載がありますが、最悪死に至ることもあるので、必ず守りましょう。
お湯は汲んでも良いそうですが、台車を使用して運ぶという条件付きです。
さぁ、入りましょう~!
おぉーーーー
良いですね、木を使用した浴室。好きです。
受付の女性から、壁はヒノキ、床と浴槽の縁は赤松で、床の赤松は3年に1度くらいは張り変えるのだと聞きました。今は2年目だとか。
東多賀の湯には、シャワーもカランもありません。この湯口からも、浴槽と同じ源泉が流れ出ています。シャンプーとボディソープはありますが、流すときは硫黄臭華やかな温泉です。
貸し切り状態だ。今日もわたしは、運がいい。
泥湯温泉、西多賀旅館、東多賀の湯と3連荘貸し切り状態で入浴しています。
というか、混まない時刻を狙って来ているのと、東多賀の湯と西多賀旅館はすぐ近くなので、昨日は混んでいない西多賀旅館へ行ったのです。こちら東多賀の湯も、今日は駐車場が空いていたから寄りました。混んでいたら、他の温泉へ行っていたかもしれません。
昨日の西多賀旅館は壁も床もコンクリート張りでしたが、木だと趣があってゆったりとした気分になります。
緑色の西多賀旅館の湯も魅力的ですが、このような演出のある東多賀の湯もまた良いです。
浴槽内は、コンクリートです。
東多賀の硫黄泉は、西多賀のような油臭はないですが、潮のような香りが少し混じる硫黄臭です。
隣だというのに、こんなに違うのか。あちらが土方仕事をした後の汗まみれのごつい兄さんだとしたら、こちらは女子中学生です。
しょっぱくはありません。
湯触りは西多賀に似て柔らかくも硬くもなく。ですが、どちらかと言うと、柔らかいでしょうか。
温度が低めなので、いつまでも入っていられます。
優しいな。
本当にいつまでも入っていられるので、暇になって出ることにしました。
かなり気に入りました。わたしは今まで、傷がなくてもピリピリ・傷があれば拷問のような、酸性で刺激的な硫黄泉に好んで入ってきたので、刺激はそれほど強くは感じないのですが、じんわりと染み込むような、浴感が感じられる優しくて良いお湯です。
この新鮮な硫黄泉で流して浴室を出ます。
贅沢だなぁ・・・
意味も無く、ここに、横たわってみました。
松の木・・・なんか良いな。ここで寝て、またお湯につかりたい。
西多賀旅館は
含硫黄-ナトリゥム・炭酸水素塩・硫酸塩泉(硫化水素型)低張性中性高温 pH値 6.6
東多賀の湯は
含硫黄-ナトリゥム・カルシウム-硫酸塩泉 (硫化水素型)低張性中性高温 pH値 5.9(湧出地) 6.0(分析室)
お湯の温度が高くないので汗はあまり出ないですし、暑い~!ほてるーーーというような感覚は、ありません。
西多賀旅館は出る前に頭からシャワーを浴びてしまったので比較できないのですが、東多賀の湯が美肌に良い、アトピー性皮膚炎に良いというのも頷けます。
温泉を出た後に、肌がしっとりと潤っていたので驚きました。
それから、わたしはちょっとした刺激で痒くなったり、蕁麻疹ができやすいのですが、日曜日に温泉に入って、水曜日の今日も調子が良いです。痒くないことに気が付きました。
浴室を出ると、休憩が出来る小上がりのお座敷がありました。懐かしい妖怪ウォッチの毛布を掛けて、寝ている方がいらっしゃいました。
気持ちいいでしょうね~。
ドリンクは出入り口である玄関横にあります。ビールが一番搾りとは、わたしと気が合いそうです。
お風呂上りは、しばらくここで涼むことにしました。
暑くはないですが。湯上りに柔らかいソファーでのんびり、置いてある観光スポットの冊子や山頭火を読むのも良いですよね。わたしは座ってTwitter見ていましたが。
うーん。鳴子、良いですね。
近くにスーパーなんかもあるので、近いうちに自炊湯治で来てみたいと思います。
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鳴子 東多賀の湯で自炊湯治
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