硫黄+塩泉【鳴子温泉 西多賀旅館】黄緑色の温泉で日帰り入浴

西多賀旅館

休憩 (10:00~15:00)
広間 大人1,000円、子供500円 (税込)
個室 大人2,000円 (税込)(2名以上)
休憩は予約不可。当日、先着順となります。

立寄り入浴(10:00~16:00)
大人500円、子供300円 (税込)
※鳴子温泉 湯めぐり手形がつかえます。


0229-83-2117

公式ホームページ


昨年度は泊りがけ、日帰り共に旅行を控えて、飲み会など、人に会うことを全力で楽しんでいました。

日常生活で繋がりの無い人たちと話をするのはとても刺激的です。

その時の出会いもあって、このブログと、SAKE友というイベントが生まれました。人と出会うこと、行動することの面白さを知る素晴らしい時間になりました。


実は、このような生活になる前は、毎週末行く温泉や旅行のためによく調べていたので、特に東北の温泉地・キャンプ場は、人よりも詳しかったりもします。

西多賀旅館

温泉ファンから根強い人気を誇る鳴子温泉郷。

その鳴子温泉郷にある、この西多賀旅館の湯は、珍しい緑色の硫黄泉です。
すぐ隣の東多賀の湯は白濁の硫黄泉ということで、ハシゴするつもりでやってきました。

日帰り入浴は午前10時~午後4時まで。大人400円・小学生以下300円で、広間での休憩込みで1000円、個室での休憩は2名以上で1人2000円(入浴料込み)です。

個室での休憩は、宿泊者が居ないときのみ利用できます。予約不可。


ここは浴室でお湯が出る上に、全室キッチン完備の自炊湯治旅館です。
自炊宿は浴室はシャワー無し、温泉のみというところが少なくありません。そして、キッチンは大抵共同です。

1度は泊まりに来たいと思っていたのですが、気付けばもう10年程経っているので、諦めて日帰り入浴をしに来たわけです。人気宿なのか、わたしが当日に予約の電話をするからなのか、予約が取れません。

どこで受付をしたら良いのかわかりません。

入ってすぐ右の部屋にしか人が居そうな場所がありません。

「すみませぇぇぇーーーーん」

と声を上げてみたら、しばらくしてから、

「ちょっと待ってくださいね~」

と、返事がありました。

よく見たら、その部屋には帳場の札が掛けられているし、入口には『御用の方は下のボタンを押して下さい』と書かれています。

そんなことよりも、なんとこの宿Free Wi-Fiです。

ドライヤーもないのに。

わたしは出てきたおじさんに、お金を払いました。

ソファーの奥に、ダイヤル式の電話があります。久しぶりに見ました。

そう言えば、家に行くたびにソファーを汚してしまう相手がいます。
今までそんなことは、その人の家以外では無かったと思うのですが。

広いとは言えない脱衣所ですが、温泉に入るために来たので充分です。
洗面所もあります。

わたしは、この洗面所で、風呂上りに顔を洗います。



さぁ、浴室へ行きましょう。

はぁぁぁぁーーーん!!

苔や藻のような黄緑色です。

因みにわたしは苔が好きです。岩山、ダム、苔、湿った杉林などがセクシーに見えるのです。


しかし、硫黄泉は硫黄泉でも、かなり独特な香りです。
山形の遊佐にあるあぽん西浜や、鶴岡の菜の花温泉 田田のような、緑や黄土色のような濃い塩泉で感じる、石油のような香りが混ざっています。


泉質としては、
含硫黄・ナトリゥム・炭酸水素塩・硫酸塩泉(硫化水素型)低張性中性高温 pH値 6.6
とあるので、やはり、この石油のような香りはナトリウムからくる香りなのでしょう。

品の良い香りとは言えません。こんなに下品な香りの硫黄泉は初めてです。

なんか、効きそう。


奥さーーーん!!!シャワーがありますよ!!!シャワーです!!奥さん!!!



これは、使用感を確かめてみなければなりません。

シャワーのお湯と、水の蛇口を捻ります。







お湯は、出ません。

よくあることです。水しか出ない。または、お湯がでるまでに時間がかかるタイプです。
わたしは水の蛇口だけを締めてお湯が出るのを待つことにしました。

ここは、温泉から出るまで出しっぱなしにするような勢いで様子を見てやろうではないか。


冬はお湯が出るのを待っていたら寒くてたまらないだろうな~
でも今日は暑いし、たまには水浴びてみようかな~~~


なんて、恐る恐る水シャワーを浴び始めました。

すると、優しく優しく、お湯が出てきたのです。

あぁ、優しい。


突然、熱湯が出るシャワーとは真逆の、相手の様子を見るようなシャワーです。

惚れてまうやろぉぉぉぉ・・・

男性の風呂にはシャワーは無く、お湯が出る蛇口しかないそうです。

入湯します。

お湯は少し熱めですが、お子様でも入れるくらいではないかと思います。熱さ以前に、独特の香りで浴室には入りたがらないかもしれません。

白い湯の花がたくさんふわふわ浮いています。

まるで、うす濁りの日本酒の滓のようです。
味はあまり感じません。温度が高いからか、浴感は強いですが肌あたりはマイルドです。

近くで香りを確かめてみると、やはり海のような、潮の香りを感じます。


緑色の硫黄泉は、以前鳴子の川渡温泉の越後屋旅館で入浴していますが、その時は掃除した直後だったのか、このように強いにごりではなく、透明感のあるグリーンに、藻のような緑色の大きな湯の花がたくさん浮いていました。

硫黄泉は空気に触れると白くなりますが、空気に触れる前の新鮮な湯は透明なのです。
湯量が豊富なかけ流しも濁りにくいようです。

湯に満足する前にのぼせそうになってしまうので、誰もいないのを良いことに、浴槽の横に、仰向けで寝そべってみます。



気持ちいい



わたしはこれを2回繰り返しました。


最高です。

時刻は、14時半。

貸し切り状態で入浴できるとは思いませんでした。しかも、シャワー付きで、シャンプーなどを持って来ていれば髪を洗うことも出来ます。今まで何度も前を通っていたのに、こんなに良い温泉に入らなかったのか。

そうそう、繰り返し言いますが、
男性の風呂にはシャワーは無く、お湯が出る蛇口しかありません。

加温ありの源泉かけ流しです。


汗が引くまで、パンツを履いただけで脱衣所のイスに腰をかけます。

あぁ。いいなー。誰もいない。
汗も引いてきたし、服を着る前に、冷たい水で顔を洗おう。

わたしは古びた蛇口を捻り、少しずつ流れる冷たい水で顔を洗います。




くっせぇぇぇ!!!

蛇口から出てきた水は錆びの匂いがします。鉄の味がするし、顔はきっと、汚れました。

ここでは中のシャワーでキレイにしたら、洗面所の水は使わないことです。

女湯の奥に男湯とお手洗いがあると言われましたが、その手前に気持ちよく寛ぐことが出来そうな場所がありました。ここで本を読んだり、ビールを呑んだりしたいです。

更に奥へ行くと、突き当りに台所があります。

洗濯機とレンジがあります。
冷蔵庫は部屋にありますが、レンジと洗濯機は共用のものを使うようです。

男湯に入るわけにはいかないので、引き返します。

来たところを戻って行くと、右側に大広間がありました。
入浴料込み1000円で使用できる大広間です。

温泉上がりに、お弁当を食べたり、大広間でお昼寝をしてからまた入浴するというのも良いですね。

長い廊下には、鳴子の観光について書かれたパンフレットなども置いてあります。
俳句箱!気になります。書く方ではなく、読む方です。

入ってすぐのソファーの斜め向かいに自販機があります。

お風呂上りは水分補給ですね。

良いお湯でした。この日の翌日は、隣の白い硫黄泉・東多賀の湯へ行きます。

自炊湯治での宿泊・食事つき宿泊ともに、詳しくは西多賀旅館の公式ホームページをご覧ください。

隣の東多賀の湯の投稿はこちら。