宮城・塩竈の有名寿司店と言えば、【すし哲】【しらはた】【亀喜寿司】です。
今回ご紹介するのは、本塩釜駅から徒歩ですぐのところにある有名寿司店。先日紹介したホルモン料理【ひょうたん】の斜め向かい、すし哲の隣にあります。
鮨 しらはた
月曜日~金曜日 11時00分~15時00分
16時30分~22時00分
土・日曜日 11時00分~22時00分
定休日火曜日
カード可
駐車場10台
1階 カウンター 12席(禁煙)、個室1部屋(7名様)
2階 カウンター 6席、テーブル8席、お座敷14席
宮城県塩竈市海岸通2-10
022-364-2221
もくじ
①店内の様子
②メニュー表
③初来店時(中にぎり、上にぎり)
④2回目来店時(中にぎり、特上にぎり、アジ・イワシ単品、穴子蒲焼、毛ガニの味噌汁)
店内の様子
また食べたい。ブログで紹介したいという思いから、今年2回目の来店です。前回いただいたメニューも含めて紹介していきたいと思います。
店内は1階がカウンターと、奥に小上がりの個室。2階にはカウンターの他にテーブル席とお座敷があります。
席数の多さからか、2回共に2名・予約なしでお昼の時間帯に訪問しましたが、待ち時間なくカウンターへ通していただきました。
【鮨 しらはた】 は予約可能ですが、隣の寿司店が他県でも名高い【すし哲】ということもあって『しらはたが満席だったら、すし哲に行こう』と考えられる気楽さが良いです。
初来店時は上の写真の眼鏡の方が大将だと思っていたのですが、違うようです。2回目の来店時に『親方、この2か月で随分老け込んでしまったな』と思ったのですが、今こうして写真を見てみると老け込んだというレベルではありません。
わたしから見たら、おじいちゃんとお父さんほどの年の差を感じます。
と言うことで、1回目は熟練の板さん。2回目は大将の握りということになります。
メニュー表
観光地と言っても良いような有名人気店ですが、にぎりは中にぎりが1600円から、1番高値のおまかせにぎりでも4200円と、観光地やお祭り価格にありがちなボッタくりではないお手頃価格に好感が持てます。
まぐろ握り(2500円)、マンボ巻(2500円)、きゅうり巻(250円)、納豆巻(250円)など、小さなお子様にも食べやすそうなメニューの記載があります。巻物は1本から注文でき、一昨日はたらこ巻もありました。
日本酒は、ドリンクメニューに載っているもののほかに季節限定酒もありました。
にぎりは比較的リーズナブルですが、酒類はビール中瓶700円など少々割高感があります。
③初来店時(中にぎり、上にぎり)
まずは、初来店時にいただいたメニューの紹介をします。
春に伺ったときのお通しは塩辛です。日本酒は、季節限定酒の浦霞 春酣をいただいていました。
フルーティーな純米吟醸酒で、このお通しであれば特別純米や本醸造のほうが合ったかもしれません。
わたしはきゅうり巻と鉄火巻の入る中にぎり(1600円)を注文しました。平日で混雑せずゆったりとしていたからか、すべて熟練の板さんのにぎりです。
赤身まぐろの美味しさに感動しました。
巻物が好きなかたには中にぎりがおすすめです。
上にぎりには巻物は鉄火のみ、特上以上には巻物が入りません。
上にぎり(2800円)
まぐろは赤身と、脂が乗ったもの。えび・すずき・ほたて・いくら・うに・鉄火巻の9種類です。
こちらの上にぎりを食べたかたは、美容はもちろん食へのこだわりも強い方で、美味しいものをたくさん知っている方ですが、
「美味しいね~美味しいね~」
と始終ニコニコ召し上がっていらっしゃいました。本当に美味しいです。
平日ランチだからか、海老のお頭の入ったお吸い物もいただきました。
食後には、手作りのいちごのシャーベットもついてきます。
旬のいちごを使ったシャーベットは甘さ控えめで爽やかな酸味です。こちらもとても美味しかったです。
初日はここまでです。これ以降は2回目にいただいたメニューの紹介です。
④2回目来店時(中にぎり、特上にぎり、アジ・イワシ単品、穴子蒲焼、毛ガニの味噌汁)
この日の季節限定酒には阿部勘と一ノ蔵の夏酒があったので、阿部勘の夏酒をいただきます。ボトルは見ることができませんでしたが、金魚のラベルのものです。
ギバサ・わかめ・赤麩・タコなどを醤油味で和えたものがお通しです。
穴子の蒲焼(1680円)
身が厚くて脂の乗った穴子はふかふかとしていて柔らかく、サラッとした甘辛のタレが穴子の味わいを引き立てていて、とても美味しい蒲焼です。
こんなに美味しい穴子に日本酒オタクも満足の日本酒を合わせられるというのは嬉しいです。日本酒にピッタリでした。熱燗によく合いそうです。
この日は大将の他に、若い板さんが2人いました。
前回、大葉とゴマの入ったきゅうり巻が美味しかったので、わたしは今回もきゅうり巻が入る中にぎり(1600円)をお願いしました。
玉子・とびっこ・車えび・すずき・まぐろ・ずわい蟹・ほたて・きゅうり巻・鉄火巻・いくらの10種類あります。
しらはたのシャリは炊き方が硬めで、大将と熟練の板さんのにぎりは細長くキレイな楕円ですが、若い板さんがにぎったものは四角く緩いように見えます。とは言っても、食べてみると充分に美味しいです。
親方がにぎっても、団子のようなにぎりが出てくる寿司店はたくさんあります。
この日の赤身は酸味と旨味の強いまぐろです。
すずきは甘味と上品な旨味があり、脂はほんのりしっとりと回っています。シャリとの相性も良くとても美味しいです。
ほたては甘味が強いだけでなく、鮮度の良さもうかがえる歯ごたえがあります。
特上にぎり(3400円)です。
しっとりと脂の乗ったまぐろの他に、たまご、穴子・子持ち昆布・すずき・ほたて・あわび・えび・ウニ・いくらの11種類です。
食べた人はまぐろがあまり好きではないということもあってか、少し臭みを感じたそうです。脂からの香りでしょうか。
穴子・ほたて・えびが特に美味しかったと言っていました。
わたしは子持ち昆布とウニをいただきました。子持ち昆布はぽりぽり食感が面白く、旬のウニはまったりとした甘さとほのかな磯の香りで、口の中でとろとろとろけます。
ウニは座りながら小躍りするほどに美味しいです。
シャリがもう少し柔らかいともっと良かったかもしれません。
初来店時は平日だったからか、えびの頭が入ったお吸い物が付いてきましたが、2回目の土曜日にはありませんでした。オススメされた毛ガニのお味噌汁を同行者がいただきました。
どんぶりのように大きなすり鉢に入って450円とお得感があります。
殻付きのカニは、小さくカットしてほぐしやすくしていただきました。
少しわけてもらいましたが、臭みはなく、かにの旨味が溶けだし、にんじんとキャベツの甘さが広がる優しい味わいのお味噌汁です。
わたしは阿部勘の夏酒を呑んだ後に、阿部勘の亀の尾をいただいていました。
しらはたのカウンターは、会話が楽しく、居心地が良いです。
若い板さんは気さくでも失礼なところがなく、お寿司屋さんならではの魚介類の豆知識や地域周辺の楽しい話題を提供してくださいました。1回目に伺ったときの熟練の板さんもでしたが、良い接客を心掛けていることが感じられます。
ただ、大将がガッシャンガッシャンと大きな音をたてて大皿を重ねていくのが気になりました。
大皿は重いでしょうし、若くはないので仕方が無いかなとも思いますが、良いお店なだけに残念に思いました。
いわしのにぎりと、あじのにぎりを単品注文しました。1貫300円程です。
軽やかな脂がのったいわしで、薬味の生姜の爽やかもあって美味しいです。
あじは身が厚く脂が乗っていて、しっとりとした舌触りでこれがとても美味しい。
この日は、穴子の蒲焼、すずき、ほたて、あじが特に美味しかったです。
最後に旬の果実、メロンのシャーベットをいただきます。
果実の味わいそのままの、甘すぎずサッパリとした手作りシャーベットです。
甘味はあまり好きではありませんが、2回とも美味しくいただきました。
この日はお腹いっぱい食べたいものを食べて、日本酒を2合呑んで、ふたりで1万円ちょっとでした。美味しいスイーツまで付いて、大満足です。
お酒は20歳になってから。のんべーほど、酒量はほどほどに。