一度は行ってみたい自炊宿のひとつ、
大沢温泉『湯治屋』
以前宿泊した茅葺屋根の菊水館(現在はギャラリーとなっている上にクマが出るので閉館中)の風情も良い思い出ですが、自炊部もやっぱり気になる・・・
とても良い宿だったし、
食堂の『やはぎ』で飲んだくれるとか、前沢の『肉のオガタ』で前沢牛を調達してすき焼きするのも良いなという10年越し、いや10年以上越しの夢を叶えて来た。
こんなに簡単に叶う夢を10年以上も放置していたのか。片っ端から全部叶えてみようかな
大沢温泉 湯治屋
岩手県花巻市湯口大沢181
0198-25-2315(受付時間8時~19時)
公式サイト/楽天トラベル/じゃらん
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紅葉時期でもないのに景色良い
紅葉時期は予約でいっぱいの大沢温泉。
ちょっと時期を外して11月7日。紅葉が終わった頃に宿泊。
自炊部前の駐車場は数台しか停められないので、宿のすぐそば、坂を下る手前にある駐車場に駐車。
嬉しいことに駐車場からの眺めも中々の絶景。紅葉がキレイ。(写真へたくそ)
宿泊客には
花巻駅または新花巻駅⇔大沢温泉
間で無料の送迎バスも用意されている。
宿に向かう途中に水車があったりして風情がある。(写真へたくそ)
途中、大沢温泉旅館部の山水閣をチラ見。
わたしはやっぱり菊水館や湯治屋の方がそそる。
こちらが大沢温泉自炊部『湯治屋』入口。
この日の宿泊は布団が含まれるプランで、大人2人、小学校高学年1人で8270円。
(ここからコロナ対策のGOTOトラベルキャンペーンで2894円お値引き、地域共通クーポン1000円分Get)
ほか、
・ゆかた 200円
・丹前羽織 150円
・扇風機 300円
・コタツ 300円
・石油ストーブ 600円
・入湯税 70円
必要なものだけ追加でお願いする。
受付で住所などの記入を済ませて、靴を持って部屋へ向かう。
途中、温泉と食堂や炊事場がどこか説明を受けたけど、いっぱいあって覚えられない・・
温泉は湯治屋に3か所、山水閣に1か所ある。菊水館にも内湯が1か所あるんだけど、現在は入浴出来ないそう。
そう広いわけではないから、お散歩がてら歩いて探索してみると良いと思う。
自炊部『湯治屋』部屋
大沢温泉自炊部の客室は内鍵付きとナシのお部屋があるらしいんだけど、わたしが宿泊した部屋は鍵なし。
金庫もないので、心配なら帳場へ持って行くと良い。
コタツとストーブは利用するか、浴衣は使うか、朝食は必要か(朝食は夜8時までに受け付けに申し出ると用意してもらえる)などを確認されて、案内はここで終了。
布団は自分で敷く。
ストーブは全員が部屋を離れるときに消していたけど、コタツもあるし、まだ11月なので温かく過ごすことができた。
掃除が行き届いているから清潔感はバッチリなんだけど、建物が古いせいか部屋が傾いていて、畳が所々柔らかい。
炊事場からお湯を入れたやかんを持ってきてストーブの上に置いておく人もいると案内してくれた人が言っていた。
自炊部だけあって冷蔵庫や食器棚が大きめ。
スマホの電波も問題ないし、なんならWi-Fiあるからパソコンも使えるし、テレビは普通に見られる。
テーブルにはお湯が入った大きなポットとお茶が置かれていて
このお茶が変わった味。
ブレンドされた和茶で、しその実の香りがした。玄米や麦茶も入っている。
朝定食は上の画像のとおり。朝7時から9時まで。
・小鉢
・焼き魚
・おひたし
・味噌汁
・お新香
・コーヒー
が付いて620円。オプションに味付海苔・生卵・納豆あり。(別料金50~100円くらい)
ほかに、炊き出しといってごはん1合160円、半合80円とお味噌汁100円も。(全て税別)
自炊部『湯治屋』館内
湯治屋の部屋にはトイレないけど、2階のトイレはウォシュレット付きで快適な洋式トイレ。
和式もあるそう。1階にあるのかな。
部屋にあった館内図。
我が家が宿泊したのは階段横の角部屋の中館27。
階段を降りるとすぐ近くに食堂のやはぎがある。
やはぎについてはこちらで詳しく書いています。最後の方にもリンクを貼っておくので、この投稿を最後まで読んでからでも。
花巻【大沢温泉 食事処やはぎ】メニューやおすすめを紹介
新館2階のホールは体育館のようなところで、卓球台があったり、日によってはイベントのようなものも行われている。(画像なし)
以前宿泊したときは、ホールで美味しいコーヒーをだしていたり、なにか劇のようなものを見たような・・・
館内の窓から見える景色が美しくて、足を止めたり、階段に腰かけて眺めてみたりする。
部屋はふすまで仕切られているので、音は筒抜け。
とは言え、皆さんとても静か。
10年以上も夢のままにしていたのはこれが理由で、小さな子供連れで『静かにして!』なんて言いながらの旅行は嫌だったから。
足音や扉を閉める音を気にする機会なく育った娘には、良い経験になったのでは。
わたしは子供たちが赤ちゃんだったころを思い出していた・・・
起こしてはいけない、あの緊張感。
廃墟のような雰囲気の箇所もあったり。
浴場は撮影禁止なので、入り口だけ。
混浴『大沢の湯』の脱衣所は景色と反対側に開放的で広ーい脱衣所(目隠しなし)と、女性専用の脱衣所(小部屋)があるんだけど
湯は透明だし女性用の脱衣所から湯まで目隠しなしなので、他の混浴と比較するとハードルは高い。
でも、脱衣所からお湯まではすぐそば!
それから、混浴露天大沢の湯は午後8時~午後9時まで女性専用になります。
人数も多いし暗いので、わたしはみんなが混浴に入っている間に貸し切り状態で他の湯に入っていました。
お風呂のようすは公式サイトフォトギャラリー、Googleの画像で見ることができます。
男女別内風呂『薬師の湯』、女性専用露天風呂『かわべの湯』の出入り口には畳み敷きのイスや自販機もあって、湯上りグイっと、のんびりビールなんてこともできる。
炊事場
炊事場は1階にあって、遠いと自炊は大変そう。
電子レンジの近くに大きなお盆があるので、これを使うと良い。
広々として清潔な炊事場。
調理台の下にざる、ボウル。
棚にはお鍋や器、お銚子まである。
使ったら洗って戻そう。
ガスは10円で7~8分使用可能。
洗剤、スポンジ、おろし金など、調理で使うものは一通り揃っているので、食材があれば手ぶらでだいたいなんでも作れる。
自炊部の売店
大沢温泉は町から離れているので、宿に着いてから『ちょっと買い足し』というのは難しいんだけど
宿の出入り口近く、受付隣の売店で
『あっ、買い忘れた!』というようなものはだいたい揃う。
ドリンクは酒類も冷えてるし。
自炊宿にしては広い売店。
わたしがの大好きな戸田九のユッケジャン温麺も売っていた。
子供も喜ぶ駄菓子コーナ。
箱入りのお菓子もたくさん。お土産もここで買えちゃう。
大沢温泉湯の素は実際の大沢温泉エキスとかではなく、成分を近くしたもののよう。
10個で1500円なら、ドラッグストアでちょっと良いバスソルトを買ったのと同じくらいの金額。
おつまみに良さそうなお漬物。
小腹が空いた時に便利なカップ麺。
岩手名物の南部せんべいやせんべい汁などの郷土料理。
シャンプーや石鹸ほか、アメニティ関係、紙皿も。
痒いところまで手が届く品揃え。
地酒は日本酒もワインも。いくらでも呑めますね・・・
湯治屋で満足してしまい、山水閣のお風呂の存在を忘れていました・・・
館内も見てみたかったなぁ。次は真っ先に山水閣へ行ってみようと思います。
わたしの大沢温泉『湯治屋』の紹介はここまで。
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