どうも!熊猫爺屋です。
「日本料理おかざきさんはいい店だよ~」とグルメな先輩からオススメされて(まだ春日町店があった頃ですね)密かに気になってはいました。
そして最近よく一緒になる呑み友から「おかざきさんを同僚からお薦めされて気になっている」との話を聞き「行ってみましょうか!」となり訪問です。

おかざきは春日町、西公園前共にレストランガイド「ミシュランガイド宮城2017特別版」の1つ星11店に選ばれたお店。期待が高まります!
ミシュランガイド宮城2017 1つ星の店「日本料理おかざき」
事前にネットで下調べをしました。
参考までにオーナーシェフの経歴などを。
岡﨑敏彰(おかざき としあき)氏1979年に宮城県で生まれ1999年に仙台市内の日本料理店で修業を始め2004年に実家である青根温泉の温泉旅館で料理長を務め2009年に「日本料理おかざき春日町」を開店(2024年閉店)
2013年に「おか星」を上杉に開店(2018年閉店)
2015年に「おかざき西公園前」を立町に開店現在に至ります。
日常にハレの日を感じて頂けるような料理店を創りたいと思い平成21年10月10日、仙台市春日町に日本料理おかざきを始めさせて頂きました。美味しいものを味わう喜び、豊かな時間をお届けできたら幸いです。
公式HPより抜粋
お店の場所は西公園の遊具広場の道路向かい(横断歩道があります)
地下鉄東西線は大町西公園駅の東出口1から出て徒歩10分くらい地下鉄南北線だと勾当台公園駅南出口3から三越脇をとおり、ドン・キホーテ脇を通過して徒歩12分くらいで到着します。

店名 | おかざき 西公園前 |
営業時間 | 昼の部 12:00-14:00 入店時間12時まで 水・土曜日のみ営業 夜の部 17:30-21:30 入店時間19時まで |
定休日 | 日曜日 不定休あり |
公式サイト | https://www.nihonryori-okazaki.jp/ |
電話 | 022-265-3688 |
住所 | 仙台市青葉区立町19−16 協陽ビル |
その他 | 完全予約制 カード可(JCB、AMEX、Diners) 別途サービス料10% |
店構えは一見するとわかりにくいですが濃紺の暖簾の脇に「おかざき」の表札があります。

この段階で上質でひっそりと落ち着いた店内が想像できます。
個室、カウンター席、メニューや予約について
店内はカウンター6席、個室2名×1、4名×1、6名×1と個室は壁扉ありの完全個室なので、接待や秘密のデートにも使えそうです。
今回の相方はカウンター大好きなので親方の見事な包丁さばきが見えるカウンターを選択しました。
昼夜とも完全予約制なので電話で予約してから訪問しましょう。
昼の料理は、6,600円一択(税込み価格、飲食代に別途10%サービス料加算)
夜の料理は、13,200円18,700円の二択。
初見のお店なので安い方にしました。(それでも充分楽しめました)
電話予約の時に聞かれますので予めコースは決めておきましょう。
日本料理とシャンパン、日本酒のペアリングを楽しむ
最初に飲み物を聞かれます。(メニュー撮り忘れました)
バブル世代の悪い癖なのか、雰囲気の良いお店では恰好付けて泡から始めたくなってしまいます。
そんなオヤジ心を理解してくれているのか、日本酒ペアリングにシャンパーニュが組み込まれているコース(シャンパン+日本酒4種4,600円)があるではないですか!
当然これに決まり!
細かい泡が立ち昇るシャンパングラスで乾杯!

先付けはコブシの花の絵柄の器で提供されました。

「日本料理は器で食べさせる」と聞きますが、季節感を大切にしているのがわかりますね。
すると店員さんが魚が泳いでいるガラス容器を持って現れました

「これから、この稚鮎を揚げ物にします」

鮮度を大切にする日本人には面白い演出ですが外国人には、、、のようでしたwww
北寄貝の黄身酢ソース掛け、和風マヨネーズと言ったソースをまとった柔らかい貝肉は歯ごたえも良く絶妙な湯で加減でした。

日本酒は福島の自然郷SEVEN 純米吟醸「食事に寄り添う日本酒」だけあってキリっとした後味と酸味が心地よい。

揚げ物は先程の稚鮎がまだ泳いでいるかのような姿で登場!

タラの芽も春らしくて良いですね。
汁物は、はまぐりの美味しいお出汁でワカメと筍の歯応えが良いです。

これも春のお椀という感じです。
白魚の桜の葉寿司。

まるで道明寺のような形ですが、まずは桜の葉を剥がして、シラウオの蒸し寿司だけを食べてみる。
最後は葉でくるんで食べるとまた違った味わいになり面白い。

お造りは、鯛と鮪の紅白な組み合わせ綺麗な皮目が美しく見るからに美味しい。

鮪もねっとりとした旨味が口に広がり美味。

日本酒は金の井酒造さんの春酒、「春綿 純米吟醸 蔵の華」
宮城在住のイラ酒トレーターの斉藤ロジョコさんのイラストで、お燗番犬の「バロン」君と、にゃんこの「ころも」君が可愛いですね。
焼き物も柔らかい穴子ですが外側がカリっとしていて香りが良いです。

筍も焼き物になると表情と食感が変わり楽しめます。
日本酒は新政カラーズのビリジアンをワイングラスでいただきます。

今回の唯一の肉料理は薄切りの和牛とシャキシャキのセリ。

出汁に和牛の脂が溶け出し良い味を出してます。
最後の日本酒は会津坂下の「飛露喜 特別純米酒」です。
香りを楽しめるように口の広い酒器に変わりました。

親方が土鍋を持って登場。
「鯛の土鍋ご飯です」

二合くらいはありそうです。

食べきれないので残りはお持ち帰り用に包んでいただきました。
お味噌汁も出汁が効いていて良いですね。

〆のご飯も出たし、終わりかな?と思ったら、「こいつはもっと食べるに違いない」と思われたのかwww
〆第二弾、手打ち蕎麦が登場したのには驚きました。

そしてこのお蕎麦が細切りで薫り高く食覚も好みの硬さバランスの良いつゆも相まって満腹でもスルスル入ってしまいます。
デザートは水菓子と甘味でした。

これも親方の人柄が表れているような優しい味です。
コースのお料理全体的に控えめな味付けです。
素材の味を大切にして万人受けするためにそうしているのかもしれません。
途中、お手洗いに立ったのですが(場所がわかりにくいため)親切に店員さんが案内してくれます。
お手洗の扉を開けるとお香の芳香が漂い花瓶では満開の桜が咲き誇っているではありませんか、ここまで華麗な演出をしているお手洗いは、なかなかありません。
全てにおいて手を抜かないお店の姿勢が伺えます。
上質で落ち着いた優しい時間が流れ、その時間を演出しているのは岡﨑親方であり教育の行き届いたお弟子さん達です。
季節感を大切にしたお料理や器、お酒、演出、親方の人柄がうかがえる優しい接客とお弟子さん達を楽しみに通う常連さんが多いのも頷けるお店でした。
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