【天の戸 夏田冬蔵 星あかり 生 純米大吟醸】呑んだ感想

仙台 ぶり子

秋田出身・仙台在住。
白子やあん肝、お刺身とお寿司が好きな日本酒オタクです。レマコムの温度設定を間違えて140合も凍らせたことがあります。凍っても酒は旨いままでした。Twitterフォローしてね。

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希少な酒米なので、酒米について書いておこうと思いましたが、難しいのと、適当なことは言えないので簡単な説明をします。

東北電力(株)研究開発センターで研究・開発、秋田県の大潟村の鈴木秀則さんによって栽培されたのが始まりの、食用米 初星と酒造好適米 美山錦の人口交配によって出来た酒米です。

鈴木さんは、亀の尾を栽培している農家さんでもあります。

どこまで書けばいいのかを考えているだけで30分は経過してしまい、酒米農家さんにもいくつか質問してみましたが、やはりわからないままです。

個人的には星あかりという酒米の特徴は、味わいの柔らかさです。
水だけでなく、酒米でも味わいの柔らかさは左右されます。


最もわかりやすいのが、天の戸の【ダイヤモンドダスト 氷晶】です。滓がらみの、柔らくて優しい味わいです。また、そう言えるくらい出回っていない酒米でもあります。


天の戸は、どの酒米も、その個性を引き出すのが上手です。雑味も出るけれど、それがかえって素朴さとなり、旨味として感じられる酒造りが好きです。天の戸の水が軟水であることも関係しているのでしょうか。

使用酵母は自社酵母です。

わたしがいつもお世話になっている能代の天洋酒店さんと天の戸さんの100周年記念にコラボしたのが、この【夏田冬蔵 星あかり 生】です。
生が限定なんですね。わたしは5本購入しました。呑みたいガチ天の戸ファンがいたら言ってくださいね。 もう売り切れて買えません。

天の戸 夏田冬蔵 星あかり

原材料名 米・米麹
使用酵母 自社酵母
精米歩合 40%
アルコール度数16度


浅舞酒造株式会社
秋田県横手町浅舞字浅舞388

天の戸は蔵から半径5キロ以内の米しか使わない完全純米蔵です。

この星あかりに使われている自社酵母ですが、夏田冬蔵シリーズによく使われているものです。

普通であれば大吟醸クラスには華やかな香りの酵母を使うと思うのですが、これを使用したお酒の上立ち香は穏やかです。品があり慎ましやかな甘い香りがします。


舌触りは柔らかくて円やかです。
品よく生熟していて、味がしっかりと乗っています。旨味・甘味が押し寄せ、最後に渋味とドライレーズンのような酸で引き締まります。
含み香は、ドライレーズンにキャラメルが絡んだような香りで甘美です。


じんわりと美味しいお酒です。


30後半から40前半の細身な熟女という印象でしょうか。生熟しているので、フレッシュなものが好きで少しの熟成も許せないという人には受け付けないと思いますが、透明感があってキレイなお酒です。

わたしも痩せたいしきれいになりたいです。

数日かけて呑んでみましたが、日が経つにつれ伸びの良い甘み旨味が舌をなでるようになります。キャラメルのような甘味がたまりません。香りもキャラメルのような可愛らしい甘みが目立ってきます。

最後まで、ダレたり甘すぎることなく、旨味や甘味が開いてきても、芯があるのでだらしなくはなりませんでした。


さて、残りは4本。1本は年末年始。1本は心が折れそうになった時。1本は来年用。

残りはどのタイミングで呑むのか、見当がつきませんが、きっと静かに心に寄り添ってくれるお酒です。次はどのように感じるのか、どんな気持ちで呑んでいるのでしょうか。

お酒は20歳になってから。のんべーほど、酒量はほどほどに。